双眼鏡は3,000円ほどのものから10万円以上するものまで値段の幅が広く、初心者が選ぶのは難しいですよね…
コンサートや舞台に向けて双眼鏡を買おうと思っているけど、どれを買えばいいのかさっぱり分からない…という人に向けて、値段別のおすすめ双眼鏡を紹介します。
自分の予算やお財布と相談して、ピッタリの双眼鏡を探してみてください!
双眼鏡の選び方
はじめに、双眼鏡の選び方・選ぶ時のポイントについて簡単に解説します。
コンサートや舞台で使う双眼鏡を選ぶ際に注目したいのは、「倍率」と「明るさ」の2点です。
倍率
双眼鏡と言って、一番に思いつくのが倍率という方も多いと思います。
倍率は肉眼で見た時と比べて「どれだけ大きく見れるか」を表していて、数字が大きくなるほど、よりアップで見ることができます。
初心者の人は勘違いしがちですが、倍率は高ければ良いわけではありません。
倍率が高くなると手ブレが大きくなったり、視界が暗く・狭くなり見えにくくなるというデメリットがあります。
4倍から数十倍までさまざまな倍率の双眼鏡がありますが、ジャニオタが舞台やコンサートで使用するには8倍か10倍がオススメです。
8倍、10倍の双眼鏡は、劇場・ホール・アリーナ・ドームなどさまざまな規模の会場でも使いやすいです。
会場規模別のおすすめ倍率については、以下の記事で詳しく解説しています!
>> コンサート・ライブの双眼鏡は何倍がいい?ジャニオタが考える会場別の最適倍率、おすすめの双眼鏡を紹介!
ドーム規模の会場でしか使わない!という人は10倍以上(12〜16倍)で問題ありません。
ただ、10倍以上は手持ちでは難しく、手ブレが大きくなるので防振双眼鏡をオススメします。
オススメの防振双眼鏡はこちら
>> ジャニーズのコンサートや舞台におすすめ!防振双眼鏡5選
明るさ
ジャニオタが主に使用するコンサートや舞台観劇では、ステージには照明が当たっていますが客席は暗くなっています。
そのため、明るさがかなり重要なポイントとなります。
明るさが減ると、視界が暗くなって対象がはっきりと見えづらくなったり、目にかかる負担も大きくなります。
数字が大きいほど明るくなるので、なるべく数値が大きいものを選ぶようにしましょう。
少なくとも5以上あるものがオススメです!
商品ページに明るさが記載されているので、その数字が5以上あるものを選ぶようにしましょう。
双眼鏡は何で値段が変わる?(安い双眼鏡は何が違う?)
同じスペック(倍率やレンズの大きさが同じ)でも、値段が異なる場合があります。
何が違うんだろう…と思いますよね。
こういう場合はレンズの質が値段の高い・安いに影響しています。
ビクセンなどの光学製品を主に扱っているメーカーでは質の良いレンズを使用しているため、値段は高くなります。
一方で、安い双眼鏡はよく分からないメーカーや会社が作っていたりするので、レンズの質が落ちる可能性があります。
安いから悪いという訳ではありませんが、やはり専門的に作っている会社とそうでない会社では質に差が出てしまいます。
スペックが同じなら安い方が良いと思うかもしれませんが、今後長く使っていくなら質の良い双眼鏡を選ぶことをオススメします。
【値段別】おすすめの双眼鏡
ここからは値段別のおすすめ双眼鏡を紹介します。
〜5,000円
双眼鏡にはお金をかけられない、数千円で買える安いものを探している人にオススメです。
初心者の人が最初の双眼鏡として買う場合にもピッタリです。
ビクセン コールマン M8×21
倍率 | 8倍 |
レンズ径 | 21mm |
明るさ | 6.8 |
実視界 | 7.0° |
重さ | 158g |
アイレリーフ | 10mm |
大きさ(幅×高さ×厚さ) | 10.9 × 8.2 × 4.1 cm |
片手で持ちやすいコンパクトサイズで、長時間使用するコンサートに最適です。
また値段も5,000円以下とお手頃なので、「双眼鏡にあまりお金をかけたくない」「安くて良い双眼鏡を探している」人にピッタリです。
コスパがよく、初めての双眼鏡としてもオススメです!
>> ビクセン コールマン M8×21を徹底レビュー!実際の口コミも紹介【コスパ良し!】
コンサートのために本気で作られた双眼鏡
倍率 | 10倍 |
レンズ径 | 25mm |
明るさ | – |
実視界 | 7.8° |
重さ | 236g |
アイレリーフ | – |
大きさ(幅×高さ×厚さ) | 10.7 × 10 × 4.7 cm |
Amazonや楽天市場の双眼鏡ランキング上位にランクイン、累計販売個数は30,000個突破と人気の商品です。
他の双眼鏡にはあまりない、アイカップが付属しています。
日本人の骨格にフィットするようなカーブ設計になっていて、レンズを覗いた時のフィット感がアップし、ブレずに見ることができます。
>> 「コンサートのために本気で作られた双眼鏡」を本気でレビュー!
5,000〜10,000円
性能と価格のバランスが良い双眼鏡を買うなら、5,000〜10,000円程度のものがオススメです。
安すぎると性能や見え方に不安を感じますが、このくらいの双眼鏡であれば性能面も問題なく使うことができます。
ケンコー Classi-air(クラッシーエアー)8X21
倍率 | 8倍 |
レンズ径 | 21mm |
明るさ | 6.8 |
実視界 | 7.0° |
重さ | 170g |
アイレリーフ | 11.1mm |
大きさ(幅×高さ×厚さ) | 10.5×8.4×3.5 cm |
この双眼鏡は本体が小さくコンパクトなため、とにかく軽くて持ち運びやすいのが特徴です!
小さいバッグでも楽に収納することができ、何かと荷物が多くなりがちなコンサートや舞台でも、バッグの容量を増やさずに手軽に持ち運ぶことができます。
また、本体が170gと軽いため、長時間使用する場合も疲労を少なく抑えることができます。
対物レンズが小さい分、明るさは減ってしまいますが「とにかく軽くて扱いやすいものを探している!」という人にはおすすめの商品です!
>> ケンコー Classi-air(クラッシーエアー)8X21をレビュー!軽量・コンパクトさが特徴
PENTAX UD 9×21
倍率 | 9倍 |
レンズ径 | 21mm |
明るさ | 5.3 |
実視界 | 6.0° |
重さ | 195g |
アイレリーフ | 9.9mm |
大きさ(幅×高さ×厚さ) | 10.8 × 8.7× 3.8 cm |
他のメーカーにはないPENTAX独自の倍率9倍が魅力です。
一般的に、コンサートや観劇で使う双眼鏡は8倍や10倍がおすすめされていますが、実際に選ぶ時にどっちを選べば良いのか分からないという人も多いと思います。
どちらにも良さがあって捨てがたいという時でも、9倍の双眼鏡なら8倍と10倍のいいとこ取りをして両方の良さを取り入れることができます。
8倍の明るさ・コンパクトさ、10倍の倍率を兼ね備えた『PENTAX UD 9×21』なら観劇からコンサートまで幅広く使うことができます。
>> 【レビュー】PENTAX UD 9×21|8倍と10倍のいいとこ取り!
オリンパス 10X25WP II
倍率 | 10倍 |
レンズ径 | 25mm |
明るさ | 6.3 |
実視界 | 6.5° |
重さ | 285g |
アイレリーフ | 12mm |
大きさ(幅×高さ×厚さ) | 10.7×10.4×4.4 cm |
防水機能がついた本格派モデル。
折りたたみ式で小さくたたむことができ、285gと軽いため、何かと荷物が多くなるコンサートや舞台への持ち運びに便利です。
1万円前後の金額で手に入る、コスパの良い双眼鏡です。
>> 【レビュー】オリンパス 10×25 WP II|コンパクトな本格派モデル!
SVBONY SV21 10x42mm
倍率 | 10倍 |
レンズ径 | 42mm |
明るさ | 17.6 |
実視界 | 5.8° |
重さ | 580g |
アイレリーフ | 13.6mm |
大きさ(幅×高さ×厚さ) | 12.8×14.8×5.4 cm |
明るさ17.6とかなり大きいのが特徴です。明るさが大きいと、自担の顔をより鮮明に見ることができます。
サイズが大きく重いので、持ち運びの際は容量を取ってしまうのが欠点ですが、この明るさの10倍双眼鏡が6,000円程度で買えるのはかなりお得です。
お財布にも優しく、金欠なオタクにとってありがたい商品といえます。
>> ジャニオタの間でバズった話題の双眼鏡『SVBONY SV2110×42mm』を徹底レビュー!
10,000円〜30,000円
1〜3万円では、性能が良い本格派でありながら、大きすぎない持ち運びやすさを兼ね備えた双眼鏡を選ぶことができます。
これから何年も使っていきたいのであれば、これくらいの双眼鏡を選ぶのがオススメです!
ビクセン アトレックII HR8×32WP
倍率 | 8倍 |
レンズ径 | 32mm |
明るさ | 16 |
実視界 | 7.5° |
重さ | 390g |
アイレリーフ | 15mm |
大きさ(幅×高さ×厚さ) | 11.9 × 10.9 × 4.0cm |
一時期ジャニオタの間で話題になっていた双眼鏡です。
1番の特徴は明るさと実視界の広さ(視野の広さ)です。
肉眼で見た場合との差が小さく、本当にBlu-ray画質の映像を見ているかのような画質の良さです。
また、視界が広いため対象を見つけやすく、コンサートに最適です。
値段は2万円以上するので安さを求めている人には合いませんが、値段は多少高くてもいいから満足のいく性能で長く使える双眼鏡が欲しいという人にはオススメです!
>> 【観劇に最適!】ビクセン アトレックII HR8×32WP を徹底レビュー!
ニコン PROSTAFF P7 8×30
倍率 | 8倍 |
レンズ径 | 30mm |
明るさ | 14.4 |
実視界 | 8.7° |
重さ | 485g |
アイレリーフ | 15.4mm |
大きさ(幅×高さ×厚さ) | 13 × 12.5 × 5.2cm |
カメラで有名なニコンが作っている双眼鏡です。
昨年6月に発売されたばかりの比較的新しい双眼鏡で、2022年度「グッドデザイン賞」も受賞しています。
1番の特徴は、実視界の広さ(8.7°)です。
実視界が大きいと、双眼鏡を覗いた時に見える範囲が広くなり、見たいものを双眼鏡で捉えやすくなります。
コンサートや舞台で推しをロックオンして、動きを追いたい!という場合には、実視界が広い方が見つけやすく・追いやすくなるため便利です。
ただ、本体が大きめのためコンパクトなものを求めている人には向いていないです。
ビクセン アトレックIIHR10×25WP
倍率 | 10倍 |
レンズ径 | 25mm |
明るさ | 6.3 |
実視界 | 6.0° |
重さ | 360g |
アイレリーフ | 15mm |
大きさ(幅×高さ×厚さ) | 11.9×10.9×4.0 cm |
ジャニオタ人気が高い、ビクセンの双眼鏡です。
細部まで見ることができる本格派モデルでありながら、軽量コンパクトさを兼ね備えた双眼鏡です。
アイレリーフが15mmと高いため、メガネをかけている人やつけまつ毛をつけている人でも長時間使いやすくなっています。
レンズ前面にマルチコートが施されていて、よりクリアに鮮明に見ることができます。
ニコン スポーツスターEX 10×25D
倍率 | 10倍 |
レンズ径 | 25mm |
明るさ | 6.3 |
実視界 | 6.5° |
重さ | 300g |
アイレリーフ | 10mm |
大きさ(幅×高さ×厚さ) | 11.4×10.3×4.3 cm |
ニコン独自の光学系により、明るくシャープな見え味を実現した双眼鏡。
小型・軽量で持ち運びやすく、実視界が広いのが特徴です。
実視界が広いと、双眼鏡を覗いた時に見える範囲が広くなります。
激しいダンスや広範囲でいろんな人を見たい時には、実視界が広い方が見やすいのでオススメです。
30,000円以上
予算は気にしないから良いものを選びたい!という人は、防振双眼鏡がオススメです。
ケンコー 防振双眼鏡 VC Smart コンパクト 8×21
倍率 | 8倍 |
レンズ径 | 21mm |
明るさ | 6.8 |
実視界 | 4.8° |
重さ | 398g |
大きさ(幅×高さ×厚さ) | 13.5 × 12 × 5 cm |
防振スイッチ | スライド※オートパワーオフ 10分 |
電池の種類 | 単3電池 × 1本 |
すべてのレンズ・にフルマルチコート(高透過多層膜)が施されており、明るい視界を実現しています。
パイロットランプ遮光スライドシャッターが搭載されているため、防振機能をオンにした時に光るランプを隠すことができます。
重さ400g以下で軽量のため、コンサートでの長時間使用でも疲れにくいのが特徴です。
舞台観劇やホール規模のコンサートなどにオススメです!
>>【軽量・コンパクト】ケンコーの防振双眼鏡 VCスマートコンパクト8×21をレビュー!
ニコン 防振双眼鏡 10×25 STABILIZED
倍率 | 10倍 |
レンズ径 | 25mm |
明るさ | 6.3 |
実視界 | 5.6° |
重さ | 410g(電池除く) |
大きさ(幅×高さ×厚さ) | 12 × 10.3 × 4.8 cm |
防振スイッチ | ボタン※オートパワーオフ 10分 |
電池の種類 | CR2 リチウム電池 × 1本 |
防振双眼鏡では珍しい2軸折りたたみ式ボディーを採用しているため、普通の双眼鏡と同じ形状で扱いやすいのが特徴です。
他の防振双眼鏡にはない見た目のスタイリッシュさ、カバンにすっぽりと収まる携帯性を実現しており、持ち運びも快適です。
CR2リチウム電池を使用しているため、電池がなくなったときに手に入れづらいというデメリットがあります。
>> ニコン 防振双眼鏡 10×25 STABILIZEDを徹底レビュー!【スリムサイズで使いやすい】
Canon 防振双眼鏡 10×30 IS II
倍率 | 10倍 |
レンズ径 | 30mm |
明るさ | 9 |
実視界 | 6° |
重さ | 600g(電池別) |
大きさ(幅×高さ×厚さ) | 12.7 × 15 × 7 cm |
アイレリーフ | 14.5mm |
防振スイッチ | ボタン ※押し続けることで作動 |
電池 | 単3形電池 × 2本 |
ジャニオタがよく使っている防振双眼鏡といえばこれ!と思い浮かぶような人気の防振双眼鏡です。
カメラで有名なキャノンが作っているため防振性能が優れており、実視界が6°と広いのが特徴です。
防振機能はボタンを押し続けることで作動する仕組みになっているため、長時間使用する場合は押し続けるか、バンドを使って固定するなど工夫が必要となります。
公演中ずっと双眼鏡を使って自担を追いたいタイプの人にとっては少し使いづらいかもしれません。
また、600gと重く本体が大きいため、手の小さい女性は少し持ちづらいです。
>> キャノン Canon 防振双眼鏡 10×30 IS IIを徹底レビュー!【ジャニオタ御用達】
ビクセン 防振双眼鏡 ATERA II H12×30
倍率 | 12倍 |
対物レンズ有効径 | 30mm |
明るさ | 6.3 |
実視界 | 4.2° |
重さ | 422g(電池別) |
大きさ(幅×高さ×厚さ) | 14.9 × 10.8 × 6.2 cm |
アイレリーフ | 17.5mm(ハイアイポイント) |
防振機能 | ◯ |
防振スイッチ | スライド ※オートパワーオフ約90分 |
電池 | 単4形電池 × 2本 |
防振双眼鏡としてはかなり軽量で、片手でも持ちやすい設計になっています。
オートパワーオフ機能が90分と長めのため、公演中に何度もスイッチを入れ直す必要がなくて楽です。
5分や10分でオートパワーオフする防振双眼鏡だと、見たいシーンでちょうど防振機能がオフになってしまった…となる可能性がありますが、90分間オンのままで行けるので見逃さずに済みます。
倍率12倍なので、アリーナやドームなど大きい会場でのコンサートに最適です。
>> 【レビュー】ビクセン 防振双眼鏡 ATERA II H12×30|軽量で長時間使いやすい!
まとめ
今回は値段別にコンサートや舞台におすすめの双眼鏡を紹介しました。
双眼鏡は遠い席からでも近くに感じられる最強のアイテムです。
双眼鏡は性能が良い双眼鏡はどうしても値段は高くなりますが、自分に合った双眼鏡を見つけて、コンサートや舞台を最大限に楽しみましょう!
財布の余裕はないけど、良い双眼鏡を使いたい!という人はレンタルサービスの利用がオススメです。
5万円以上する防振双眼鏡を数千円で手軽に試すことができます。
防振機能がない普通の双眼鏡をレンタルしているサービスもありますので、チェックしてみてください!
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